苗と喜怒哀楽


今年の夏、サロン前の小庭に植えて楽しみにに育てていた苗が掘り起こされて持ち帰られたエピソードを、以前に紹介しました。

 

大切に育てていたものを喪失して「なんでそんなことができるんだろう?」と哀しくなったのですが、その後、自分について気付いたこともありました。

 

それはショッキングな出来事を「哀しみを通して感じやすい」ということ。

 

「なんてことするんだ!」と怒るのも、感情の動きとしてあり得たわけなんですが。

 

 

こんな風に人によっては、哀しみや怒り、怖さや不安など、特定の反応が起こりやすくなっていることがあります。

 

持って生まれた気質もありますし、体験によって特定の反応が起こりやすくなっている場合が多くあります。

     

 

そういった反応の起こりやすさを客観的に知ることは、自分や相手を理解するために有効なので【ホリスティック親子セラピー】で「シュタイナーの4つの気質」と織り交ぜて紹介するようになりました。

 

【 シュタイナーによる4つの気質 】は次の通りです。

 

〇 多血質

〇 胆汁質

〇 粘液質

〇 多水質

 

 

【 ホリスティック親子セラピー 】は、子どもさんのために役立てていただきたいというのが最初の始まりでしたから、子どもさんのことで考え事がある方には、特に知っていただきたいと思います。

 

わたし自身、教育出版社での勤務時代から家庭教師業、小学校での支援業の実体験を経て、困っている子どもたちや

 

癒し方が分からなくて傷ついたままの子どもたちがこんなにたくさんいることを目の当たりにし、コロナ禍がきっかけになって編成しました。

 

 

子どもさんは親の方と似た気質を引き継いでいる部分もありますし、まったく異なる気質を受け継いでいる部分もあり、両方が入り混じっている、親の方とはまったく別個の人間です。親の方が想像するのとはまったく別の受け止め方をしていることが多いです。

 

 

大切な子どもたちが哀しんでいたり、困っていたり、苦しんでいることがあるとしても、家族の理解と周囲の人からのあたたかい関わり、そして継続的なサポートがあって持ち直す体験を積むことができたら

 

それは、哀しみや困難な体験を上回る感動体験として、心にも記憶にも刻まれることでしょう。

 

それが自信や、人への基本的な信頼感、人間関係を築いていく基礎力として、その先の人生をずっと支えていける土台になります。

 

 

大切なものを喪失したり、自分や、自分の大切な人・モノが傷ついている哀しみ、ショッキングな出来事があっても、それを癒して、幸せへと振り替えていく作業を、これから始めていくことができます🍀

 

そういった出来事さえも、より家族の絆を強める起点にだってしていけるのです。

 

子どもさんのご相談については【 ホリスティック親子セラピー 】の他【 サウンドセラピー:ファミリープラン 】もご参照ください。